Olympism
突然ですがみなさんは『オリンピック』って何?と聞かれたらどんなふうに答えますか?..
4年に一度開催されるスポーツの祭典というのはきっとご存知だと思います。
実は、オリンピックには憲章があるのです。
わたしも憲章はあることは知っていましたが、その内容までは知りませんでした。。
『オリンピック憲章』は、オリンピックの憲法のようなもので、重要で根本的なこと、特に、基本的な方針や施策などをうたった宣言書であり、オリンピックの根本的な約束ごとのようなものです。
2020年には東京オリンピックが開催されますが、果たしてどのぐらいの日本人が、あるいは、世界のアスリートたちの人がどのぐらいこの憲章を理解しているでしょうか。。
●オリンピック憲章
オリンピックの憲法のような存在
オリンピック憲章の大きな骨格となり細則を支える「オリンピリズムの根本原則」と「IOCの指名と役割」が存在している。
《オリンピズムの根本原則》
1. オリンピズムは人生哲学であり、
肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、
均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。スポーツを文化と教育と融合させることで、オリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である。
2. オリンピズムの目標は、スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てることにあり、その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。
3. オリンピック・ムーブメントは、オリンピズムの諸価値に依って生きようとする全ての個人や団体による、IOC の最高権威のもとで行われる、計画され組織された普遍的かつ恒久的な活動である。それは五大陸にまたがるものである。またそれは世界中の競技者を一堂に集めて開催される偉大なスポーツの祭典、オリンピック競技大会で頂点に達する。そのシンボルは、互いに交わる五輪である。
4. スポーツを行うことは人権の一つである。
すべての個人はいかなる種類の差別もなく、
オリンピック精神によりスポーツを行う機会を与えられなければならず、それには、友情、連帯そしてフェアプレーの精神に基づく相互理解が求められる。
5. スポーツが社会の枠組みの中で行われることを踏まえ、オリンピック・ムーブメントのスポーツ組織は、自律の権利と義務を有する。
その自律には、スポーツの規則を設け、それを管理すること、また組織の構成と統治を決定し、いかなる外部の影響も受けることなく選挙を実施する権利、さらに良好な統治原則の適用を保証する責任が含まれる。
6. 人種、宗教、政治、性別、その他の理由に基づく国や個人に対する差別はいかなる形であれ
オリンピック・ムーブメントに属する事とは相容れない。
7. オリンピック・ムーブメントに属するためには、オリンピック憲章の遵守及びIOC の承認が必要である。
※JOCホームページ「オリンピズム」より
★JOC ホームページ
オリンピズム
https://www.joc.or.jp/olympism/
オリンピック憲章はとっても深い意味がありました。
憲章から読みとるひとつのキーワード
それは、
『尊厳』ではないでしょうか。
尊厳とは..
誰もが傷つかない、傷つけられない、決して裏切るとこのできない。たった一つの意志。
別のことばで言い換えるならば、愛・平和・和心。上も下もない、何とも比較ができない尊厳
スポーツをすること以前に、生き方の哲学が根本に勝ち負けを超えた世界が共通のスタートラインで、希望と未来を描いていけるのがオリンピックなら、世界レベルで共通の土台となったら生き方と直結した素晴らしい祭典になりますね✨✨
とっても親切に、オリンピックの由来を子供に説明するポイントをまとめてあるページをみつけたので、リンクしておきます。
★オリンピックの由来を子供に説明する5つのポイント~東京2020
http://akuse88.sakura.ne.jp/blog/%E7%A5%AD%E3%82%8A/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E7%94%B1%E6%9D%A5%E3%82%92%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%AB%E8%AA%AC%E6%98%8E/